交通事故で起こる怪我に対する対処法

交通事故による怪我の種類には、目で見て分かる物から病院で診断を受けなければ分からない物まで様々です。交通事故によって怪我を負ってしまった場合には、適切な対処を迅速に行う事によって、被害を減らす事が出来るようになります。

 

明らかな出血がある場合の対処法

 

交通事故が起きてしまい、救助すべき人がいる場合、まずは救急車を呼ぶ事が最も大切です。そして、救急車が到着するまでの時間にその場に居る人が出来る事を行うべきだと言えます。交通事故により明らかな怪我を負っている人に対しては、出血の有無を確認する事が最も大切です。救急隊員が現場に到着するまでの間に、止血処置を行わなければ、場合によっては命に関わる場合も多いからです。

止血の方法としては、出血している部分を直接布などを利用して強く圧迫するという方法を取る事が重要だと言えます。また、同時に出血部分の動脈を抑えることによって、出血の勢いを落とす事が出来るようになるのです。救急車が到着するまでの間に少しでも出血を止める事が現場に居る人の役割だと言えます。

 

骨折がある場合の対処法

 

交通事故によって怪我をしている人が現場にいる場合、被害者が骨折をしてしまっているケースは多いです。そのような場合に、まずは安全な場所に被害者を誘導する事が最も大切だと言えます。明らかな骨折がある場合には、その部分を刺激しないように複数の人で協力して安全な場所に移動すると良いでしょう。

安全な場所に移動する事が出来たら、骨折している部分を冷やすことにより、炎症を抑える事が望ましいと言えます。氷などが周りにあれば、骨折している部分に直接当てることによって、炎症を抑える事ができます。更に、骨折している部分を固定することによって、負荷がかかった場合でも骨折の度合いが進まなくなりますので、身近にある道具を利用して患部を固定するようにすると良いです。

 

被害者が意識を失っている場合の対処法

 

交通事故において、被害者が完全に意識を失っているほどの怪我を負っている場合には、目に見えない部分で問題が起こっている可能性があります。主に考えられる原因としては、事故の衝撃による脳へのダメージです。脳へのダメージが大きい場合には、呼吸も停止している場合が多いですので、救急隊が到着するまでの間、全身に酸素を送り続ける必要があります。

全身に酸素を送るための方法としては、心臓マッサージと人工呼吸を行う事が大切です。特に、心臓マッサージを休まずに行う事によって、救命する事の出来る可能性は格段に向上します。とにかく一定のリズムで胸部を圧迫する事を続けるだけで、命を救う事の出来る可能性は高まりますので、判断に迷ったらまずは心臓マッサージを行う事が大切です。

 

エイドはむちうち交通事故治療に強い