飲酒運転事故の数は年々増え続けています。これは、ドライバーの運転に対する意識の低さや、事故を起こしてしまう事に対する想像力の欠如が原因となっているのです。事故の際には、正しいマナーで対応する事が大切だと言えます。

お酒を飲んだら絶対に車の運転をしない

飲酒運転事故を起こしてしまう元々の原因は、お酒を飲んだ後に車の運転をしてしまうという物です。居酒屋などに車で来店して、帰りの運転をする人がいないにも関わらずお酒を飲んでしまう事によって、つい飲酒運転をしてしまう人が後を絶ちません。

お酒を飲まなければ、飲酒運転による事故は絶対に発生しないため、宴会などの集まりがある場合には、お酒を飲まない人に運転を行ってもらうことを事前に約束しておく事が大切です。また、自動車ではなく電車やバスを利用して集合する対応をすることにより、帰り道に飲酒運転をする人が居なくなります。お酒を飲んでしまうと判断力が低下してしまい、短い距離だからといって飲酒運転をしてしまう人もいますが、絶対に車を運転してはならないと言えるのです。

飲酒運転で事故を起こしてしまった場合の対応

飲酒運転事故を起こしてしまった場合の対応としては、最初に怪我をしている人がいないかを確認する事が大切です。飲酒運転で人を轢いてしまった場合の罰則は以前に比べて大幅に引き上げられています。また、事故を起こしてしまった人には被害者をその場で救助するという義務が課せられていますので、すぐに怪我をしている人を見つけるなどの対応を取ることが求められます。

近くに怪我をしている人がいたとしても、自分の車を使って病院に運ぶという行為はしてはいけません。その時点ではまだお酒は抜けていないために、更に事故を重ねてしまう可能性があるからです。怪我人を発見したら、すぐに救急車を呼び、病院に搬送する事が飲酒運転事故を起こしてしまった人の責任と言えます。

怪我人の搬送が終わった後の対応

飲酒運転事故を起こしてしまった後に怪我人を搬送し終わったら、事故の報告を警察に対して行う事が大切です。どのような原因で事故が起こってしまったのかを現場で証言することによって、具体的な事故の状況を確認する事が出来るようになるからです。自分の側だけでなく、相手の側にも過失があった可能性がありますので、現場で証拠を集める必要があると言えます。

飲酒運転事故の場合、警察に捕まる可能性が非常に高いですので、警察を呼んだ後に弁護士にも連絡を入れる対応が良いでしょう。その後、裁判で争う事になった場合にも、現場で自分にとって有利な証拠が多い方が裁判の結果が良いものになりやすいからです。携帯電話には、常に弁護士と連絡を取る事が出来る電話番号を入れておく事が事故の際は役立ちます。