タクシー事故の際にすべきこと

ドライバーは細心の注意をはらって運転していても、事故に巻き込まれてしまう時があります。相手は初心者ドライバーから高齢者ドライバーまでさまざま、その中でも運転のプロであるタクシードライバーとの事故は少々厄介です。タクシー事故が起きた際の対応を紹介します。

 

証拠写真を撮影して下さい

 

多くのタクシードライバーは事故が起きた際、どちらに非があろうとも感情的にはならず、丁寧な対応です。その姿は、動揺している事故の相手方ドライバーに頼もしく見えるでしょうが、注意が必要です。堂々とした姿で、勤務するタクシー会社に速やかに連絡、できる限り事故後の対応が有利になるよう指示を仰ぎます。非がある方がタクシーの場合、ドライバーによっては、警察が到着する前に周辺道路に散らばった様々な破片を勝手に片づけてしまうことがあります。それでは、真実が見えなくなってしまいます。

タクシー事故に巻き込まれた場合は、タクシードライバーが動き出す前に、撮影できる状況であれば事故現場の写真をスマホや携帯電話のカメラで撮影することが重要です。

 

加入している保険会社に連絡します

 

どのような交通事故でも、警察や加入している保険会社に連絡をしますが、タクシー事故の場合は通常よりも詳細を詳しく説明する必要があります。タクシー会社や、タクシー会社の加入する保険会社は示談交渉力に長けていることが多く、タクシー側に非がある場合でも、気が付いたら事故の相手方ドライバーに責任転嫁され、泣き寝入りせざる得ないことがあります。

このようなことをさけるため、加入している保険会社へ連絡する際は、事故の相手がタクシーであることを伝え、事故現場の写真の撮影ができた場合はその事実を伝え、仮にできなかったとしてもタクシードライバーが警察到着までに事故現場の証拠品を動かしていたのであれば、証拠隠蔽されている恐れがあることを伝え、対応を依頼します。

 

ドライブレコーダーの動画が強い味方になります

 

タクシー事故に限らず、交通事故が起きた際の証拠としてドライブレコーダーの動画は、事故後の責任問題交渉において非常に重要な証拠です。ドライブレコーダーの動画さえあれば、タクシードライバーが事故現場を警察が到着する前に片づけてしまったとしても、大きな問題にはならず、安心です。タクシードライバーが事実と異なる証言をすることを防ぎ、またもし仮に事実と異なる証言をされてしまったとしても、その証言を覆し、真実を明らかにすることができます。

警察や加入している保険会社に速やかにドライブレコーダーの動画を提出することで、タクシー会社や、タクシー会社の加入している保険会社が事実に基づき示談交渉などの対応をしてくれます。

 

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