遠くの移動距離を手軽に移動できる手段として自転車や車は便利な物ですが、その半面として使う頻度が多ければ多いほど自己のリスクというのは大きくなります。交通事故を起こすと様々な後遺症を起こすことになりますが、その中でむちうちは避けられない後遺症の一つです。
交通事故の多発によって増える後遺症
自転車や車など車輪を使う移動手段は動力があることによって手軽に遠くの距離を移動できる手段として優秀ですが、しかし優秀だからこそその使い方を誤ると大変なことになります。
その大変な事の最大値と言えるのが交通事故です。
物損であれば物を弁償するだけで済みますが人身である場合には取り返しのつかないことになりかねないことです。
そもそも遠くに移動できる車輪が付いた自転車や車はそれぞれが独自の機構を持つことで走るため、それらすべての重量が加速と共に合わさることで強い衝撃力を生み出すことになります。
その強い衝撃力をぶつけられた側としては、当然ながら通常その負担を超えられるように体は出来ていないため様々な後遺症を持つことになります。特に強い衝撃によって生まれる後遺症の一つにあるのが、交通事故による首や肩に鈍痛が常にかかるむちうちです。
むちうちが起こる要因
交通事故による強い衝撃がむちうちを起こすのは、首の構造に大きく関係していることです。首は目が前の視界しか捉える事の出来ない部分を補佐するために、全身の骨の中でも軟骨量というのが最も多く柔らかに動き左右どの方角でも見られるようになっています。首が柔軟に動くことで左右の安全を確保できるのですが、しかし軟骨の量が多いということはクッションの役割があっても強い衝撃には耐えられないことになります。
なにより交通事故の場合、先に言ったとおりに車体の重さと人間の重さ、そして加速による力も合わさっているので首の骨のクッションだけではすべてを吸収しきれないことになります。吸収しきれなった衝撃は首の軟骨を少しずらしてしまい、そのずれた部分が首の神経を圧迫し痛みとなるのです。
むちうちになったときの対処法
むちうちは首の骨が衝撃によって少しずれることで、そのずれた部分が首の神経を圧迫することによって首や肩に痛みを発するものです。なによりむちうちという症状の怖さというのは、骨がずれているため少しの衝撃で再び圧迫されることになるので痛みが断続的に再発するリスクというのが存在することです。
実際に交通事故が原因でむちうちとなったときには、どのように対処するのが良いのかというと第一は安静にすることです。首の神経の圧迫によるダメージは動かなければ蓄積することが無いので、痛みがあるうちは湿布などを張りながら患部を温めて血行を良くし痛みが去るのを待ちます。そのずれた骨を正常な位置に戻すことが良いです。
